錯視を使ったパズルゲーム、【Monument Valley】がまさかの映画化ということで、驚きつつ久しぶりに遊んできました!
そもそも【Monument Valley】ってどういうゲーム?
2014年に発売されたスマホアプリ、【Monument Valley】。
「現実にはありえない建築物を操作して」という公式説明のとおり、建物のスタートからゴールまでを、ギミックを用いて道を作り出し、キャラクターを導いていくタイプのパズルゲームです。
タイトル画面、というか、ステージ選択も凝っています。
ステージはこのように、番号ごとに表示されていますが、
建物ごと回転して、ステージ表示が変わります。
過去のステージも何度でも遊べます。
「建物のギミック」とは、たとえば
立っている場所を上下にスライドさせることで
こんな風に持ち上げることが出来たりします。
どこがどういったギミックになっているのか、建物の色々な箇所をクリックしてみたり、スライドしてみたりして進めていきます。
でも、ギミックの箇所には模様があったり、触れると光ったりと、丁寧なヒントがありますので、難易度はそれほど高くないと思います。
そして、ストーリーもほんのりと。
細部はプレイヤーの想像に委ねる感じで、
各章のタイトル画面でのコメントだったり、
キャラクターとの短い会話だったり、あまり多くはありませんけれども。
先へ進むにつれ、カラスも出てきます!
可愛い。
ほんと可愛い……!
まあカラスが座っているところは通れないので、お邪魔キャラなんですけれども……。
ゲームは全編を通じ、とにかく画面が綺麗で、建物ごとグルグル回転するような大掛かりなギミックがあったりして、見ていて飽きないです。
レゴみたいな下部をフリックすることで建物が大回転。
「自分が目指すべきゴール」をマップの中から探し、場合によってはマップを回転させ、それから「そのゴールから歩いたら端はどこか?」を考え、「ではどの道がどのように動いたら、その端に繋がりそうか?」など、じっくり考えるのが面白い。
ゲームオーバーは無いので、のんびり遊べるゲームです。
よく「エッシャーの騙し絵のような」と評されているのを見るのですが、エッシャーさんの騙し絵とは、
こういうのですね。
確かに、道なき道が繋がること、「ありえそうでありえない光景、良く見ると繋がりがおかしい、でも進めそうな気がしてしまう」ところを本当に道に変えていくあたり、似ています。
エッシャーさんは版画も有名で、この本は2006年にスーパーエッシャー展が行われたときに購入したもの。
すごく好きなんです。
だからこのゲームも本当に楽しめました。
ストーリーも、ラストは語りの文章こそありませんが、希望を感じる終わりになっていますので、雰囲気が気に入りそうだなって方はぜひ確かめていただきたいと思います。
そんな【Monument Valley】が、映画化……!
それが、実写とCGで映画化……
えっ実写とCG??
> 実写の世界からCG世界にキャラクターが送られる
(The film will send contemporary live-action characters into the game’s extraordinary, mind-bending world.)
ん??
最近似たような話をどこかで聞いたような??
ええと、女の子を主人公にして、その子がこの不可思議な世界に入り込んで、白いキャラクターとしてゲーム的に動いていく……んでしょうか。
ネバーエンディングストーリーやアリスが連想されますが、飛び込んだ世界で外見が簡素化されるところがちょっと違いますね。
「女の子」が単なる人型キャラクターなのか、本当に人間が演じるのかによっても、大分印象が変わるかとは思います。
いずれにせよ、この不思議な世界がどのような表現をされていくのか、とっても楽しみです!
そして映画化だけでも衝撃でしたが、ゲーム、2が出てるんですね!
わーい週末に遊んで来ます!!